お待たせしました、前回大好評だった親子ワークショップの第二弾、豪州政府公認心理士の桜井多恵子先生を再びお迎えして『今の「心のお天気」は?』ワークショップを開催しました。
気持ちをことばにするのは、大人でも難しいもの。このワークショップでは、絵を描いて自分の気持ちを表してもらいます。
この方法を繰り返すことで、子どもたちは自分の感情を表現するスキルを身につけていくことができます。 そうすれば、モヤモヤした気持ちをかかえて、かんしゃくを起こすこともなくなるでしょう。
もちろんお父さんやお母さんにも!
家族みんなで楽しめる、アートセラピーのワークショップです。
前回8月17日に開催した保護者向け講座「心の声を聴いてみよう」で、言葉にならない気持ちを『心のお天気』というイメージで子どもたちにわかりやすく言い表してもらう、その課程に寄り添うことで親子のコミュニケーションをふやし子どもたちに安心感をあたえる、そのノウハウを教えていただきましたが、今回はいよいよ親子で実践編。 子どもたちと一緒に『心のお天気』というイメージや感情を紙に描いて、アウトプットしていこうというワークショップです。
子どもたち、『心のお天気』っていうイメージや感情みたいな、形のない抽象的なものをどうやって絵に描くんだろうってワクワクしながらワークショップにのぞみましたが、さすが多恵子先生、いきなり『みんな、心のお天気を描いてみよう』とはなりません。
まずは好きな食べもの、あまり好きではない食べものを紹介し、それらを心に浮かべるとどんな気持ちになる?というところから、少しづつ自分の心にチューニングをあわせていきます。
思う存分時間をとって、自分の心の動きを感じたあとは、いよいよウォームアップ。 『まずは線をかいてみましょう』という先生の声に、子どもたちは勇んで鉛筆やクレヨンを手にとります。 うちの子たちは、まず紙の真ん中に線を一本描いて、私の顔をみます。 『もっと好きなだけ描いていいんだよ。曲がってても繋がっててもクネクネしててもいいんだよ』と声をかけると、顔を輝かせてどんどんぐるぐる描き続けます。
描けば描くほど、楽しく勢いよくいきいきと線が伸びていきます (子どもたちそれぞれの性格が出ますね。そして大人は子どもほど思い切りよく描けない...)
線の次は好きな形。思いっきり描くって楽しい!
そして最初は緊張していた子どもたちも、描きながらだんだん気持ちがほぐれて口数が増えてきました。
そして本番、『心のお天気、心の中にあるもの』を描きます。 もうすっかり絵を描くのが楽しくなった子どもたちはグイグイと好きなものを好きなように描いています。その出てくる絵の一つ一つが個性的で味があって素直で、本当にかわいい。
いろいろな感情が混ざりあったり、絵の中にストーリーがあったり、描いているうちにどんどん変わっていったり。おしまいにするのがもったいないくらいの自由で楽しい時間でした。そしてそれを他のお友達にシェアしてくれて、きいていてもとても楽しかったです。
私は今回子どもたちのサポートをするのに手をとられ、自分の絵を描いている余裕がなかったのですが、機会をつくってぜひ自分の絵も描いてみたいなぁと思いました。
アウトプットの機会って必要ですね。いい気づきになりました。
多恵子先生、本当にありがとうございました。スクールホリデーもあるので、先生のおっしゃってたように、絵日記などで気持ちを絵にする習慣を身につけていきたいと思います。
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