先日9月9日の"一粒万倍日"に、いけばな草月流師範 / オーストラリア政府認定フローリスト イアコノ由理先生による、春の訪れを感じ、楽しく遊びながら学ぶ授業を行いました。
南半球のオーストラリアでは季節が日本とは逆なので、これからだんだん暖かい春になっていきます(一年中暖かい地域もありますが)。お散歩をしていても、近所のお庭や公園にもきれいなお花が咲きはじめ、目を楽しませてくれます。
この日はそんな野にある花をつんできて、みんなで野の花ブーケを作ってみました。
まずは自己紹介から。そしてみんな摘んできた花をゆり先生にみてもらいます。
『野の花と雑草は違うもの?』『摘んできたお花のどこが好き?』とお話をしたあと、いよいよフラワーアレンジメント開始です。
好きな花を選んだら、それを自分だと思って、自分の周りを大切な家族や友達がとり囲んでいるようなイメージで、自由に、きれいに、かわいく、かっこよく、花束にしていきます。
葉っぱや花を紙コップにはりつけて、花束をさす花瓶を作ってもOK。
いざアレンジメントし始めると、一気に子どもたちの集中が高まり、みんな真剣に取り組みました。真剣すぎて誰も言葉を発せずに無言で作業。 オンライン授業でこんなに静かなものは初めてです。ライブ動画では10分ほど画面が静止してるのかと勘違いしてしまうほどでした(笑)
本当はこの時にみんなが作業している姿をカメラに映して見えるようにしておくべきだったのですが、カメラ係の私も子どもたちとアレンジメントに没頭していたので、空っぽの私の席が10分も映り続けてしまいました。お見苦しくて大変失礼しました。
そして自分の納得のものが出来上がると、ゆり先生にみてもらおうと子どもたちは次々に声をあげます。そこからは一気に賑やかなムードに。 じっくり一つの花束を作りあげていく子、全ての花を使いつくそうとありったけの花瓶にどんどんいけていく子、スタイルはさまざまですが、みんなワイワイいいながら楽しみました。
今回は小人数、そして参加者には男子も多く(我が子たちをふくめ)、『フラワーアレンジメント、やる気でるかな?』と思っていたんですが、庭に出て花を摘んでいる段階から、本当にのびのびと楽しんでいたんです。そして普段は全然気にもとめていなかったけど、庭にも家の周りにも、野の花をたくさん見つけることができました。 アレンジメントは本当に私もびっくりするくらい子どもたちは楽しんで、『もっとやる』と花瓶が足りなくなるほどに。翌日もまた外に出て草花を摘んでくるぐらいに熱中していました。 自然に触れて遊ぶこと、子どもたちはやっぱり大好きなんですね。 翌日も綺麗にいけられた花瓶がならんでいるのをみて、とっても癒されました。 ゆり先生、ありがとうございました。
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